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「スリープ」

2010/09/04

IMG_0395.jpg


乾くるみ、「スリープ」を読了。

帯には、
「目覚めると、そこは30年後の世界だった」
とあります。

タイムスリップものだと、
筒井康隆時をかける少女」や、
北村薫スキップ」「ターン」「リセット」等々、
いっぱいありますが、どれともちょっと違う感じかも。
一応、「冷凍睡眠」が実現した世界、という設定のお話し。
タイムスリップが実現した、よりはリアルに感じられるお話かもしれませんね。

とはいえ、
「人間が踏み込んではいけない領域」
といのがテーマの一つにはなっている気がしますが。
科学の発達に伴い常になされて来た議論では。
どんどんその領域も広がりつつあるようにも感じますが。
結局は知識だったり、技術だったりを得た人間がどうするか?
そこの尽きるのだと思いますが。

「冷凍睡眠」は現実となっていても、そこからの蘇生は合法となっていない世界での物語。
蘇生したと思われる少女と、
その少女を蘇生したと思われる科学者との物語。
この世界では「犯罪」となるので逃避行が描かれることになります。
しっかりと伏線も貼ってある。
乾さんの作品ということもあって、
悪いくせと分かりつつも少しは疑いの目を向けながらの読書。
明らかに「表記」をしっかりと使い分けていることにはすぐに気づく。
しかし、そこにどのような仕掛けがあるのかには気づかず。
恋愛小説といえばそうとも言える気も。
3×3EYES」の2部、化蛇のエピソードを思いだしてしんみりとしてしまったりもしました。

しっかりとラストには驚きの真相も待っています。
けれど、今回はその効果を第一に書かれたものではないと僕は感じる。
それを第一に考えたなら、
「○○○」の存在はもっと後ろににしていたと思うのですがいかがでしょうか?
文章のみの仕掛けではなくて、「2036年ならではの仕掛け」であった点も効果を弱めているかも。
そのようには感じました。
好みの作品ではあり、好印象ではありましたが。

この作品に出て来たような倫理上の問題に悩む日は訪れるだろうか?
僕が生きている間に。
個人でどうこうという話ではないのでしょうけれど、
楽しみだったり、不安だったり、でしょうか。

最後に、
作中の登場人物に、「貫井要美」というちょっと変わった名前の人物が。
著者略歴、
「乾くるみ(いぬい・くるみ)」を見るまで全く気付きませんでした。
やっぱり鈍いですね(笑)
ではでは。
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HINAた

Author:HINAた
某鉄道会社勤務。
読書・QMA・映画が好き。

QMA3後半~QMA6まで、
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