スポンサーサイト

--/--/--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「闇の喇叭」

2010/08/23

IMG_0318.jpg

有栖川有栖、「闇の喇叭」。
休みの2日間で読み終えました。

「喇叭」で勝手に黙示録を連想してしまっていました。

舞台の設定が変わっている作品。
僕らが知っているタイミングでは戦争が終わらず、
北海道が日本領ではなくなっています。
また、帯に、
「スベテノ探偵行為ヲ禁ズ」とあるとおり、
「探偵」はそれだけで「犯罪者」であるかのような扱いを受けるという状態になっています。
こういったズレた世界において、
その世界なりの「ミステリー」をどのように描くのか、
そういったことを楽しみに読んだのですが・・・。

勝手な僕の期待に対しては完全に肩すかしだったかなと。
「日本の有り様」は警察が考えなければならない材料を増やしている程度。
「探偵行為云々」は行った(かつて行っていた)人に被害が実際に及んだ。
犯行の真相も結局は「探偵行為」によって暴かれた訳だし・・・。

と、この作品単品で考えたときに、
設定が十分に活きているようには僕には思えませんでした。
権力や差別の有り様だって、
わざわざ異世界を設定しなくても、
かつてあり、そしてまた今だって変わってはいないだろうに・・・。

青春小説風でもありますが、
誰かに感情移入するには分量も短かった(僕にとっては)
視点の変化も目まぐるしかったので、
その影響もあるかと思いますが。

と、悪い風にしか書いていない気がしますが、
どう読んでも「壮大な物語の序章」と読めてしまった、
というのもあるはず。
回収されていない伏線も一杯ですし。
回収しなければいけないというきまりもないでしょうけれど。
いつか続編が書かれた時に(あるか知りませんが)、
評価を見直すことになる、
そのように感じています。

何れ、あらゆる面で「弱い」と感じてしまったのでした。
(最後まできついな・・・)
ではでは。



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

HINAた

Author:HINAた
某鉄道会社勤務。
読書・QMA・映画が好き。

QMA3後半~QMA6まで、
HINA@カイルでプレイしてました。
twitterは、@hina0513です。

twitter
    follow me on Twitter
    新世紀のラブソング
    ソラニン
    ブクログ
    フリーエリア
    ブログ内検索
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    FC2カウンター
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。