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「貴族探偵」

2010/07/04

IMG_0220.jpg

麻耶雄嵩さんの「貴族探偵」を読了。
中、短篇集、という感じでしょうか。

特徴的なのはタイトル通りの「貴族探偵」。
そのまんま、ということで貴族が探偵です(笑)
配る名刺も「貴族探偵」とあるだけ。
机の上の三角錐に「探偵」とあるだけの榎津礼二郎を思い出したのは僕だけではない。はず。
作中でも何度も突っ込まれているのですが、
下々のものに調査捜査を一切任せ、
華麗な推理で事件を解決する、
こういう「安楽椅子探偵」的なものがまず想像されます。
しかし、それどころではありません。
関係者一同を集めての謎の解明、
犯人の指摘も執事・メイド・運転手等お付きの人々がこなしてしまいます。
彼がやっているのは「解決しろ」という命令と、
関係者の中にいる美人(と思われる)をナンパすること(笑)
まともに思える部分も無いではありません。
自分の頭脳=お付きの人々、
誰に何が出来るのかさえ知っていればそれを最大限使って目的を達する。
ごくごく当たり前の「仕事」でも、
部下を使うような人で自分が万能でないことを自覚している人は普通に行っていることでは。
僕もこのタイプ。

亡くなった有名編集者のセリフに、
「生きるなんてことは家来に任せておけ」
というのがあったと読んだことがありますが、
本当にそんな感じの風変わりな「探偵」でした。

内容は基本的にコテコテの「本格」
たま~にこういうベタなのが読みたくなってしまいます。
しかし、中・短編ということで完全に油断していたのが一篇。
この長さで仕掛けられるとは思いもしませんでした。
こういう分かりやすいものだけ印象に残っているようでは駄目でしょうけれど。
これはいつも変わりませんね。

ネタバレがあった後でもしばらくは全く納得がいかず。
よくよく考えてみてようやく気付いた感じ。
文章って本当に凄いな、と思わされるのでした。
」も凄かったのですが、
こちらも凄かった、そう思います。
こうもり」という作品です。
機会がありましたら、是非。

次はちょっと購入順を無視して、
貫井徳郎さんにいこうかと。
ではでは。
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HINAた

Author:HINAた
某鉄道会社勤務。
読書・QMA・映画が好き。

QMA3後半~QMA6まで、
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