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読書遍歴、「新本格」編。

2008/04/08

アガサ・クリスティーをあらかた読み終えて感じたこと。

横文字名前、地名、飽きた・・・。
日本のガチの「本格」読みてー、でした。

しかし、赤川次郎だとライトだし、
西村京太郎あたりは時刻表のイメージしかないし・・・。
横溝正史とか江戸川乱歩という古いのもこのときは特に魅かれず。
なんか最近の作家のってないの、
とぶらぶらしていて目に付いたのがこれ。

綾辻行人氏 「十角館の殺人」(講談社文庫)

キザな名前だなーと最初は敬遠していたものの、
装丁に惹かれるものがあって購入。
これがビンゴ!でした。

絶海の孤島、魅力的な謎、僕にとっての「本格」の定義にぴったりくる小説でした。
あとあと振り返ってみると微妙にずれていたんですけれど。
なんていうか「位相」のずれ、みたいな。
このずれがあるために単なる懐古趣味というわけではなく、
「新本格」というムーブメントの旗手、と呼ばれたのでしょう。
と、僕なりの解釈。
あと、この方の文章は独特で僕の感覚では「粘性がある」という感じがします。
他にこういう風に感じる人はいません。
「○○館の殺人」というタイトルならほぼ綾辻さんの作品だと思います。
マイベストは「霧越邸殺人事件
時計館の殺人」で日本推理作家協会賞を受賞されています。

この綾辻さんを筆頭に4人の作家があの島田荘司氏の推薦を受けてデビュー、
ということだったので他の3人の作品にも手を出したのです。

法月倫太郎氏
「論理」を重視する正統派・ガチガチの本格を書かれる方という印象。
作者名=探偵(役)名の作品がメインですし、
日本版エラリー・クイーン、でしょうか。
有栖川有栖氏もそうですけれど。
マイベストは「頼子のために
生首に聞いてみろ」で日本推理作家協会賞を受賞されています。

我孫子武丸氏
いまではゲーム「かまいたちの夜」の方が有名でしょうか。
デビュー当時の作品を読んで思ったことは、
本格「赤川次郎」でした(笑)
4人の中では1番軽やかな文書を書く方という印象が強かったです。
マイベストは「殺戮にいたる病
全編に亘ってグロテスクな表現に溢れていますが、
読み終えた瞬間「えっ」ってなって思わず1ページ目から読み直してました。
好き嫌いの分かれるジャンルの作品だと思いますが、
僕は大好きです。

歌野晶午氏
4人の中では1番地味な存在という認識。
初期のある作品の中に事件の起きる建物の平面図が出てくるのですが、
それを見ただけでトリックが分かったということがありました。
後にも先にもこの時だけでした。
ROMMY」や「正月十一日、鏡殺し」等、良いなと思う作品もありましたが、
「地味」という印象はずっと変わりませんでした。
しかし、爆発しましたね~。
葉桜の季節に君を想うということ」で日本推理作家協会賞を受賞。
その他ミステリーのベスト10でも軒並み上位の評価だったのでは。
マイベストもこの作品です。
「あんなの1発ネタ」という批判もあるようですが、
なぜそれを取り上げたか、という理由の方こそ評価されるべきと思っています。
その後もどんどん強烈な作品を書かれていて、
現在では1番勢いのある方ではないかと思っています。

実はこの方々、デビュー当時は散々に叩かれた様です。
「人間が描けていない」というように。
しかし、僕は全くそういう風には感じませんでしたし、
この4人の作品に触れることでその後日本のミステリーにどっぷりと浸かることになります。
その点で本当に感謝しています。

次の機会ではミステリー、その他大物編としようかなという予定。


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HINAた

Author:HINAた
某鉄道会社勤務。
読書・QMA・映画が好き。

QMA3後半~QMA6まで、
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