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「向日葵の咲かない夏」

2010/02/21

DSC05251.jpg

週末はずっと病院に詰めていたわけですが、
特にやることがあるわけでもなく、
空き時間は読書をしていました。

龍神の雨」に続き、
道尾秀介さんの作品を読むのは2冊目。

犬猫が手足を折られ、
口に石鹸を詰め込まれた姿で発見されるという無残な事件が相次ぐ街。
ミチオは夏休みの資料を届けるように言われ、
級友の家を訪れる。
そこで彼を待っていたのは、
首を吊って死んでいる級友の姿だった・・・。
しかし、その後級友の死体は姿を消し、
級友の生まれ変わりという蜘蛛がミチオの前に姿を現す。
彼は言う、「僕は殺されたんだ」と。
彼の死体は何処に、何故・・・。
少年の一夏の物語。

ってな感じでしょうか。
犬猫の事件と言い、
○に包まれるラストと言い「神様ゲーム」との類似点もあるかな、と。
前回は「視点」ということから「探偵役」というものの立ち位置について書いたような。
「視点」がなぜ重要になるか、
というと視点人物の「主観」に影響を受けざるを得ないからです。
読者が、ということですが。
個人を視点としない所謂「神の視点」で、
「そこにあるのは花だ」とあった場合、
これはそのまま事実となります。
提示された事実はそのまま推理の材料として利用できます。
推理する気があれば、ですが。
しかし、一人称で「そこにあるのは花だ」とあった場合、
「あると思い込んでいる」、
「花だと思い込んでいる」、
といったことまで可能性として持つ必要が生じてきます。
ですから、そのまま推理の材料として利用できるかどうか?
といったことから考えないとなりません。
これを利用した推理小説はそれこそ山のようにあるでしょう。

さて、この作品ではどうだろう?って思ったのです。
「生まれ変わり」を「事実」として扱っていることで、
非常に変わった雰囲気を持っている本作。
それ自体が伏線の一つでもあるように思いますが、
読み終えてある可能性にも思い至りました。

○○が生まれ変わった○○も、
○○が生まれ変わった○○○も、
○○○○○○○が生まれ変わった○○○も、
全てが全て、
ミチオの○○ではなかったのか、と。
母親が○○を○○として愛し続けた様に・・・。
そう考えないと、世の中とんでもないことでしょう(笑)

ま、そうでなかったとしても、
全編に渡って暗く陰鬱とした物語でした。
葉桜の季節に君を想うということ」のような、
そういったイメージを吹き飛ばすような反転があれば良かったのでしょうけれど、
僕にはそうは感じられませんでした。
「面白くない」ということではなくて、
鬱々としている時に読んでしまうときついかも。
似たような作品といっても思いつきませんし、
ミステリ好きで未読の方は試して見るのも良いかも。
というくらいにしておきましょう。

バレンタインの戦果は僅かお一方から。
いつも通り、友人の嫁です(笑)

DSC05252.jpg

ショコラブルワリー」というビールみたい。
チョコの風味でもするのでしょうか?
誰かから貰うことがあったら、
お返しに面白いかも、
とチェックしていたものを逆に頂いてしまいました(笑)
どんなのか楽しみに飲みたいと思います。

明日から2日間鶴見への出張。
強行日程なので、次の更新は水曜日になると思います。
また、しばらくはポロスへは行けないかも。
ではでは。



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HINAた

Author:HINAた
某鉄道会社勤務。
読書・QMA・映画が好き。

QMA3後半~QMA6まで、
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