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「さまよう刃」を観る。

2009/11/28

当初予定していた映画が人気が無いのかレイトショーから外れてました。
勤務後だとぎりぎり間に合わず、
急遽こちらに切り替えました。
東野圭吾氏の作品が原作のようで。
容疑者Xの献身」以来ですね。
2週間限定、ということでしたが実際の公開はずっと前なのでしょうね。
原作も読んでおりません。
「人気作家」として認知されるようになって以来の作品は殆ど読んでいません。

中学生の娘を持つ父親。
妻を亡くして以来、娘だけが生きる希望であった。
その娘が無残な死を遂げる・・・。
犯人は「少年」達。
極刑は望むべくも無い・・・。
父親は「復讐」を選び、
自らを「刃」と化し、犯人を狙う。

という感じでしょうか。
「法で裁けない悪」をテーマにした作品は一杯あるのでは。
どんな作品でも「復讐なんて亡くなったあの人も望んでいない」
「暴力に暴力に対抗するなんて」という「正論」で溢れるのが常。
この作品では・・・、は伏せて置くとして、
「亡くなったあの人は望んでいない」なんて常套句のように言われますが、
確かに復讐なんて望んでいない。
しかし、復讐しないことも望んではいない。
何一つ「望む」ことすら出来なくなる。
それが「死」というものでしょう?
望んでいるのは当然、死者ではなく説得しようとしている人以外に無い。
死者を持ち出して説得しようなんていうのが僕には卑怯に思えます。
こう書くともう想像出来るでしょうけれど、
そして暴論かもしれないとは思いつつも、
僕は復讐して何が悪い、と本気で考えてしまいます。
この映画のような犯罪者に対して、ですけれど。
時代が変われば人も変わり、
「少年」という概念も、法律も変わって良いと思うのですが・・・。

「空○」なんていうのもベタ過ぎてなんだかな、と。
彼はああいった行為で少年に対して、
あるものを植え付けようとした、という結末でした。
その目論見が成功したとして、さて、どうなのでしょう。
それが一つの有効な手段として成立したとしても、
逆説的に「あそこまでやらないと成功させ得ない」とも言えるのでは?
現実ではほぼ有り得ないシチュエーションであり、
未来に希望を視ることが、僕にはとても出来ない結末だった。
新しい何かが提示された様にも思えず。
ま、やはり答えが明確に出るようなテーマではありませんし、
「忘れてはいけないのでは?」
「考え続けないといけないのでは?」
ということなのだとしたらまだ分かりますが。

貫井徳郎氏のある作品では、
法で裁けない悪に死をもたらす「仕事人」的な存在が登場します。
救いが感じられない現実に対し、
そういった存在の行動に正直胸がすく思いがしました。
ま、彼らもそれはもう悲惨な末路を辿りはしますが・・・。
ラストでは「仕事人」に共感したかのような人間と、
あくまで「法」の側に立つ人間とが対峙し、
そして、そのまま物語は閉じられてしまいます。
同じように答えは提示されていない作品ですが、
綺麗事ばかりで「復讐しない」という考え方が絶対的に正しい、
とする作品よりは遙かに共感出来るかな、と。

自分が偏っていることは分かりますし、
反対側の考え方も、十分に分かる気はしますが・・・。
今回の映画に出てくる犯人の様な人間だったら、
こういう作品は見ないだろうし、
見てもゲラゲラ笑い飛ばすような気がします。
これも偏見でしょうか?難しいなぁ。

何れにしろ、あらゆる意味で一生関わりたくは無いですね。
この映画にあるような事件には。

金曜日が休みですので、
当初観たかった映画はポイントを使ってその日に観る予定。
笑う警官」とかいう映画だったかと。
好きな俳優さんも出てるので楽しみ。
ではでは。


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No title

この作者はホントこういう話を書くのが上手いです。
自分も復讐する側を擁護してしまうような偏った人間ですね。だから原作の結末には納得いかなかったです。

Re: No title

>ちょいさけさん

擁護派の仲が増えて何より(笑)
原作の方を知らないので、
映画がそれと同じだったのかも判断出来ません。
書店で結末だけ覗いてこようかしら(笑)
プロフィール

HINAた

Author:HINAた
某鉄道会社勤務。
読書・QMA・映画が好き。

QMA3後半~QMA6まで、
HINA@カイルでプレイしてました。
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