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読書遍歴、「本命」編、その2。

2008/05/27

サッカー見ながらのんびりと思っていたら・・・。
TBSって、見られねえよ!
QMAで問題出てもさっぱり分かりませんし、死亡フラグです。
と、いうわけで格付けをBGMに更新。

抜けはいろいろとありますが、
本命編の最後とする予定。
最後は、京極夏彦氏。

宮部みゆきさんに勝るとも劣らぬ数々の受賞歴。
日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、泉鏡花文学賞、直木賞。
思いつくだけではこれだけですけれど、十分過ぎる程かと。

嵌ったのはデビュー作から続く「妖怪シリーズ
以前別カテゴリで紹介したこともある難読タイトル、
そして、弁当箱とも称される分厚さ。
いろいろな意味で圧倒的な存在感を誇るシリーズ。
古本屋を営む傍ら、宮司であり憑き物落としを行う、京極堂こと中禅寺秋彦
別シリーズでは主役を張る、神の如き美貌の”探偵”、榎木津礼二郎
(こちらはキャラ萌えの要素十分ではないでしょうか)
等々、個性的な登場人物の絡む無数のエピソードが、
最終盤において一点に収束していく様は、
蜘蛛の巣の如く。と、これではオリジナリティがないなと考えた結果、

「どこから辿ってもある一点にしか辿り着かないアミダくじ」

という表現を思いつきました!
が、間抜けですねこれ。

特徴的な事として、探偵役の中禅寺の立ち位置があるかと思います。
自分が関わることで事件そのものが変容してしまうことを嫌っている。
この辺は、探偵役=観測者と置き換えて、
不確定性原理と重ねて論じられることもかなり前からあるように思います。
これはミステリー小説界で、ということです。

「観る、という行為自体が観測対象に影響を与えてしまうため、
 観測対象の正確な位置や運動量は確率的にしか分からない」

という感じで理解しているのですが・・・。
(これに反発したアインシュタインの文章が、「神様はサイコロを振らない」だったかと)
この辺に自覚的なのが京極堂であり、
対極的にこういったことに一切無自覚であるのが金田一少年などではないでしょうか。
良い悪いで論じる話ではないと思います。

また、「解決」についても変わっていて、
「事件」は関わった人間の数だけ存在し(どう認識するかで違う)、
そのままでは絶対普遍の「解決」は存在しない。
そこで、曖昧模糊とした「事件」に妖怪という「形」を与える、
つまり「関係者に憑ける」という手順があるように思います。
そして、自分で憑かせた「妖怪」を自分で「祓い落とす」ことで、
できるだけ、できる限りのキレイな解決を目指しているように思うのです。
解決編自体は「犯人」に憑いた憑き物を落とす、
という感じで描かれますが、僕は上述したように感じている、ということですが。

このシリーズは平均しても1000ページを越えていると思いますが、
ストーリー、人物、展開、文章どれも素晴らしく、
今では読んでいて苦になることがありません。
実は、初めて読んだときはなぜかシリーズ2作目を読んで挫折しましたが(笑)
仕掛け、というか「作法」が分かってくると苦にならなくなるのかも。

シリーズのマイベストは「鉄鼠の檻」。
シリーズ2作品が映画化されています。

また、「巷説百物語」というシリーズも良いです。
御行の又市を筆頭とする一味が、
必殺仕事人よろしく悪党たちに鉄槌を下す。
しかし、それだけでは新たな遺恨を生むだけ。
そのため、妖怪の仕業としか思えないような演出・仕掛けを施すわけです。
そのプロセスが最後に明かされるのを読むのは、
ミステリーの解決編を読むのに似た楽しさがあります。
1話完結で進行しながらも一本の縦糸が物語を貫いていて、
「宿敵」との対決へと雪崩れ込む後半は興奮必至。
又市の鈴が鳴るたびに感動に体が震えたのを覚えております。

こちらはWOWOWでドラマ化。
また、アニメ化もされておりますね。

特に中身も無いままやはり長くなりましたね。
お目汚しスマソ。

今の形態のままの「本」がいつまで存続するのか分かりませんが、
ずっと読み続けることでしょう。

ではでは。






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プロフィール

HINAた

Author:HINAた
某鉄道会社勤務。
読書・QMA・映画が好き。

QMA3後半~QMA6まで、
HINA@カイルでプレイしてました。
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