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「深泥丘奇談」を読む

2008/04/22

DSC01527.jpg


綾辻行人氏 「深泥丘奇談」(みどろがおかきだん)を読了。

帯には、

「この世には不思議なことがあるものなのです。」

とありました。
「おっ!京極夏彦氏と真っ向勝負か?」
なんて、思いましたが、
作中でもろに触れられていました。

ある作家が日常を過ごす土地で起こる?
様々な怪異を描いた連作短編集となっております。
「?」を付けたのは、
怪異が起こったのかそうでないのか、
あやふやなまま時間軸が推移していくため。

「怪談」「ホラー」と簡単にジャンル分けすることは難しいと感じました。
以前書いた通り、綾辻氏の文章には「粘性がある」と感じていました。
今回はタイトルがもう「どろ」ですし、
それこそあらゆる意味でどろどろしているのでは、なんて思っていました。
しかし、読んでみるとこれが全く違う。
「恐怖」を描いた作品でこれほどあっさりしたものも珍しいのでは。
とにかく「恐怖」の対象を過剰に描くことを一切していません。
極力描かないようにしているのではと思うほど。
それがまた奇妙な、奇妙な世界感を醸し出しているのでは。

書き出しと、ラストの1行。
夢野久作 「ドグラ・マグラ」を思わせますね。

続きがありそうなので、これは非常に楽しみです。


山口県光市?の殺人事件のニュースをやっていますが、1つだけ。
弁護団は「裁判所は被告の心を見誤っている」と述べました。
が、見えないものを見誤るってどうやるの?
何をどうしたって、想像することしかできないものでは?
これはつまり、
「自分たちが想像している被告の心と、
 裁判所が想像している被告の心のありような食い違っている」
ということを言っているに過ぎないと感じます。
それに比べたら「殺人」という事実は本当に重いのでは。
死刑が妥当かどうかという点には特に意見はありませんが。

たまに難しいことも書いてみました。
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深泥丘奇談 綾辻行人

物語の舞台は、作者が生まれ育ち、現在も居を構える古都・京都を彷彿させる町。 語り手である「私」の家は「町の東地区、北寄りの山ぎわ」「...

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No title

こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。

Re: No title

>藍色さま

初めましてです。
トラックバックの何たるかも実は理解していませんが(笑)
やってみましたので。
プロフィール

HINAた

Author:HINAた
某鉄道会社勤務。
読書・QMA・映画が好き。

QMA3後半~QMA6まで、
HINA@カイルでプレイしてました。
twitterは、@hina0513です。

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